機動戦士ガンダムF91 フォーミュラ戦記0122
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劇場用作品「機動戦士ガンダム91」の前日談を描いたオリジナルストーリーのゲーム。同作の前日談は漫画「機動戦士ガンダムF90」もあるが、本作はF91の1年前、F90の2年後と丁度その2つの間のストーリーとなっている。
アニメ本編の直接の外伝を取り上げたゲームとしては初のゲームだが、残念ながら精度は低く肝心のゲーム部分がかなりイマイチ。このタイプのゲームが開花するのは戦慄のブルーまで待たなければならなかった。
ストーリーやキャラクターは魅力的な部分が多く、オリジナルキャラ・MSは力が入っているので、チェックしてみて損はない。またオールズモビルは作中年表最後のジオン系勢力である点も見逃せない。
メカニックデザインはガンダムをはじめとするロボアニメでお馴染みの大河原 邦夫。
キャラクターデザインは0083スターダストメモリーなどを手がけた川元 利浩。

キャラクター図鑑ゲーム中に登場し、ステージ間の会話シーンを盛り上げてくれるキャラ。地球連邦軍、オールズモビル軍、クロスボーン・バンガード軍全員を紹介。
メカ図鑑(連邦軍)プレイヤー・ベルフの所属する地球連邦軍のMSおよびその他登場メカの詳細。
メカ図鑑(敵勢力)プレイヤーの敵となる、オールズモビル軍および、クロスボーン・バンガード軍のMSとその他メカの詳細。オールズモビルのMSは全て本作オリジナル。

基本ルール
シミュレーションタイプのゲーム。ただし戦略シミュレーションでもシミュレーションRPGでもない特殊なタイプ。半リアルタイムで戦闘中は主人公以外の部隊も同時進行する。
説明書にはRPG要素がある、とされているが、実際にはF90の使用状況がF91の性能に反映される程度で育成要素は全く無い。

基本的には、母艦と友軍を守りながら主人公機で敵部隊を全滅させるのが各ステージの目的。
残念ながら機動戦士ガンダムシリーズの世界観的なリアリティがない作戦目的である。

ゲームオーバーの条件は以下の通り。各ゲームオーバー画面は違う。
1.主人公機のシールドゲージ(右側の緑色のゲージ)が0になり撃墜される。
2.主人公機のエネルギーゲージ(左側のオレンジ色のゲージ)が0になり操縦不能となって漂流する。
3.友軍部隊の全滅。(1部隊でも生き残っていればゲームオーバーにならない)
4.母艦の撃沈。(宇宙ではエイブラム、地上ではガーウィッシュ)
5.ステージ4のコロニーにあけられた穴に吸い出されて漂流。(2と同じ扱い)
母艦に戻ればシールド・エネルギーは回復するので、無茶な戦闘をしなければ、1と2は回避しやすい。
ゲームの流れ
1.サブタイトル
2.開始前会話シーン
3.ステージ攻略
4.クリア後会話シーン
5.セーブ画面
6.次のステージへ

各ステージクリア時しかデータセーブはできない。不便。
ストーリーは全12話構成で、一見短そうだが1つのステージ(正確には1つの戦闘)にやたら時間がかかるので、結構長くなる。